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出産時の赤ちゃんの体重、何キロからが「巨大児」?

赤ちゃん

生まれてくる赤ちゃんの体重によって、出産時のリスクが大きく異なると言います。

一般的に、赤ちゃんの理想体重は2500gから4000gとされており、2500g以下であれば低出生体重児。4000g以上であれば、巨大児となります。

低出生体重児であれば、赤ちゃんの発育が未熟であるため、出産後にNICUなどに入り、ある程度成長するまで入院するなどの処置が必要になることもあります。

また、巨大児であれば、出産が困難になる可能性があるため、計画出産に切り替え、出産するなどの対応をする場合もあります。

今回は、このあまり知られていない「巨大児」について焦点をあて、そのリスク、対応策について考えてみたいと思います。

1. 巨大児とは?

生まれたばかりの赤ちゃん
巨大児とは、外表奇形などの異常がなく、「4000g以上」の体重で生まれてくる赤ちゃんのことを示します。

ほとんどの場合、出産予定日前後に産まれる満期産児であることが多く、お腹の中で育ちすぎてしまったということではありません。

巨大児になる原因については後述いたしますが、主に遺伝的な物と、糖尿病を持っているお母さんの影響であるといわれています。

また、一般的には4000g以上が巨大児といわれていますが、お母さん自身の体が小さい場合は、3500g以上あると負担が大きいとされています。

2. 巨大児だと必ず帝王切開になるの?

ドクター

巨大児であると、胎児が大きいために産道が通りにくく、分娩が困難になることが考えられます。そのため、予め帝王切開に切り替えて分娩する例が多くあります。

特に日本人の場合、平均身長が低く骨盤が小さいことから、帝王切開を選択するケースが多いようです。

長時間の分娩は、胎児に充分な酸素が行き渡らないため、胎児仮死や呼吸障害の危険をはらみます。また、産道を通る際に胎児の鎖骨が折れてしまうなどのケースも考えられます。

そして出産時の会陰や膣の裂傷についても、危険を生じます。胎児が大きい場合は裂傷も大きくなるため、お母さん自身が出血多量になることもあり、また産後の回復にも影響するといわれています。

しかしながら、巨大児だからといって必ずしも帝王切開になるわけではありません。

お母さん自身の体が大きい場合、また2人目妊娠である場合などでは、自然分娩でも何の問題もなく出産している例が幾つもあります。

3. 巨大児になる原因は?

頭痛の妊婦さん

巨大児になる原因は大きく2つに分けられます。

遺伝による巨大児

1つは、「対称性巨大児」と呼ばれるもので、主な原因は遺伝だといわれています。

お母さんとお父さんが大きい。お母さん自身が大きく産まれてきたなどの場合は、自身が妊娠する際も比較的大きな子供を妊娠する可能性が高いと言われています。

母体のホルモンバランスによる巨大児

2つ目は、「非対称性巨大児」と呼ばれるもので、主な原因は母親が糖尿病であることが原因といわれています。

特に妊娠中に血糖値が高くなる妊娠糖尿病の場合、赤ちゃん自身が高血糖になることが多く、巨大児の原因になるとされています。

高血糖になると、身体は血糖値を下げようとしてインスリンホルモンを分泌します。このインスリンホルモンは、胎児にとっては成長ホルモンと同等とされており、それが胎児の体重増加の要因となってしまうのです。

そのため、妊娠中のお母さんの糖質コントロールは非常に重要だと考えられています。妊娠糖尿病にならないよう、普段から糖質の高い食べ物は控え、適度な運動をすることが大切なのです。

4. 推定体重は当てにはならない?

赤ちゃんのエコー写真

胎児の体重は、妊娠24週目頃から超音波検査で測定できるようになります。

しかし、実際に胎児の体重を量ることは出来ないため、赤ちゃんの頭の横幅、お腹の断面積、腹部周囲長、大腿骨の長さから総合的に割り出された数値を推定体重として表すことになります。

そのため、赤ちゃんの頭が大きかったり、足が長かったりすると誤差が大きくなる傾向にあり、その誤差は平均300g程度といわれています。

そのため、検診の際に「赤ちゃんが大きい」といわれても、実際に産まれてきた赤ちゃんがさほど大きくないというケースもあります。また、反対に「赤ちゃんが小さい」といわれても、実際には大きな赤ちゃんが生まれてくることも有り得ます。

赤ちゃんの推定体重はあくまでも目安と認識し、参考程度に考えておくと良いでしょう。

5. まとめ

赤ちゃんとママ

出産前のお母さんと言うのは、情緒不安定になりがちです。

特に初産の場合は、初めてのお産に怯え、戸惑うことでしょう。

確かにお産は、命がけの大勝負でもあります。まだ見ぬ体験に恐怖を覚えるのも致し方ないといえるでしょう。

しかし多くのお母さんが経験していることでもあり、また自身を産んでくれたお母様も体験してきたことなのです。

そのため、赤ちゃんが巨大児だからといって、気に病む必要はありません。

巨大児はただ赤ちゃんが大きいだけで、何の問題もないといわれています。

出産に関してはお医者様に任せ、お母さん自身はなるべく難産にならないよう、出来る限りのことをしたら、後はドンと構えていればよいのです。

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コラム出典:出産時の赤ちゃんの体重、何キロからが「巨大児」?
(by 子ある日和)