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大学まで公立で700万円!大島美幸さんと考える子どもの教育費

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2010年に誕生した日本最大級のママイベント「mama fes」が、9月24日(土)25日(日)にも開催。「Rakuten mama fes 2016 Autumn」ステージにはたくさんのゲストが登場しました。そのひとりがお笑いトリオ・森三中の大島美幸さん。妊活休業を経て、昨年6月に男の子を出産したことも話題になりましたよね。

今回は大島さんがファイナンシャルプランナーさんと一緒に、子供の教育費について考えるトークショーを行うとのこと。話を聞くのが怖いような、でも少しは知っておいたほうがのちのショックが軽減するような……? いずれにしても興味あるテーマ、ママスタもステージを観覧してきました。

お金の負担が一気にかかるのは、やはり大学入学時!

トークショーのタイトルは、ずばり「子どもの教育費、いくら必要?〜知らないと損する!?ママと子どものお金のハナシ〜」。まずは、子どもが大学卒業までいくらかかるか?というところから話がスタートしました。以前に「テレビで観たことがあるんですよ」という大島さんは「1,000万円くらいですか?」と予想。「なかなかよい線をついていますね」と、ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢先生が出した表によれば……

小学校・中学校・高校・大学すべて公立コース→約700万円
小学校は公立・中学校から私立コース→約1,400万円
小学校・中学校・高校・大学すべて私立コース→ 約2,070万円

学費だけでなく塾代の平均額も含めた金額だそうですが、どんなルートを選ぶかで3倍近くもの差が! 会場となった東京・世田谷区の二子玉川近辺は中学受験する子が多いことでも知られています。
「オール公立でもこれくらいはかかっちゃうんですか? 大変……」と、大島さん。
先生いわく「こうして一度に見るとびっくりしてしまいますが、実際どうやっているかといえば、小学校から高校くらいまでは月の収入でやりくりできる程度。やはり大学でドカンとかかってくるので、大学に向けてお金を貯めている方が多いですね。国立だとしても入学までに250〜450万円くらいは貯めておくのが、ひとつの目標」。
「もっと貯金をがんばらないと!ってびっくりしちゃいますね。しかもこれ、ひとり分ですよね? 子どもがふたり3人になると……えーっ!!」(大島さん)。

貯蓄専用の口座を作るのがおすすめ

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ママになってから積立型の学資保険と、貯蓄をはじめたという大島さん。

風呂内先生「いいですね! 学資保険と貯蓄、ダブルで備えておくのがおすすめです。学資保険は定番ですが、満期前に解約するとまったくメリットがないこともあるので。貯蓄は……子どもができたときに、子ども名義で口座を開かれる方も多いです」

大島さん「お年玉を入れておく用に、作りました! 私の母も作ってくれていて、上京するときに『これ、持っていきな』って通帳を渡してくれたので……1年で使っちゃったんですけど(笑)。なので息子にもそうしようと思って」

風呂内先生「おすすめです。子ども名義もそうですが、そもそも銀行口座は使い分けるのがよいんですよ。お給料振込みの口座があるとしたら、それとは別に貯蓄用の口座を作る。自分に”これは貯めるための口座”と、思い込ませるんです。子ども口座にも同じメリットがあって、”子どものため”というラベルが作れる」

大島さん「たしかにそれだと手が出せないですね!」

風呂内先生「最近だと子ども用口座に、児童手当なんかを振り込んでいる方も多いですね。全部貯めれば200万円くらいになると思います」

「お金を貯蓄しておくと、子どもの選択肢も広がると思う」

さらに家計簿について聞かれた大島さんは、「大まかですけど、何にいくら使ったかというのは書いてます」。

ご主人である放送作家・鈴木おさむさんは自由に使ってしまうタイプのようで、「私がしっかりしなきゃ、と。ダンナが某コーヒーショップで何回も買ってくると『ちょっと今月、多めじゃない?』と注意したり。けっこう節約しています」。

子ども時代の貯金を1年で使い切ってしまったという大島さんですが、ママになったことで意識が変化したのかも?

「ちょっとでも子どもに残したいと思うので。お金を貯蓄しておくと、子どもの選択肢も広がると思っているので。がんばらなきゃなと思いました」と、しみじみ。

「今日は本当に知らないことばっかりで……勉強になりました」という大島さんでしたが、それはステージを観ていた多くのママも同じだったのではないでしょうか。まずは大好きなカフェラテを買うのを、2回に1回に(笑)減らすことからはじめてみようと思います!

取材、文・鈴木麻子

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