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「もうワイヤーには戻れない!」人気沸騰、ゆるっとハーフトップブラ

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テレビコマーシャルで話題のトリンプ「sloggi(スロギー)」をはじめ、最近グンと進化しているのがいわゆる”ラクなブラジャー”です。出産・授乳を機に、それまで着けていたワイヤー入りブラからノンワイヤーブラに移行するママもいますが、“ラクなブラジャー”はそうした一般的なノンワイヤー以上に”ラク”。「もう以前のブラには戻れない!」という女性が続出しているのだとか。
いったい何がそれほどまでに女性たちを惹きつけるのか、その理由を探ってみましょう。

ブラ特有の締めつけ感がないからラクラク!

ごく一般的なブラジャーは、バスト下にワイヤーが入っていて、胸をしっかり支える構造。きちんと合うサイズを選んでいれば苦しさは少ないものの、支えているぶんどうしても身体を締め付けるような圧迫感があります。一方で、ワイヤーをなくしたノンワイヤーは、スポーツ用やリラックス用というイメージが強いですよね。体型補正という点ではワイヤー入りに劣るけれど、圧迫感は少ないのでラク。

最近は以前にもましてノンワイヤーが人気だそうですが、「癒やされたい」「リラックスしたい!」と女性たちがより自分の気持に正直になってきているからかもしれません。そんなノンワイヤーブラがさらに「ラクに」「気持ちよく」なったのが、「スロギー」に代表されるハーフトップブラ。

じつは「スロギー」(トリンプ)の発売開始は2013年。当時は量産が難しい状況だったため、「知る人ぞ知る」商品だったのだそう。2015年にカラーやサイズを拡充し取扱店が増えたことで、今のヒットにつながったのだとか。技術的な進歩も大きな要因のひとつだそうです。

「ワコール」など他メーカーもそれぞれ工夫をこらした、ハーフトップブラを販売しています。それぞれで少しずつ違いはありますが、共通する一番のポイントは「締めつけがなくて、ラク!」ということ。これは、やわらかくて収縮性のある素材が使われているためです。
ノンワイヤーブラは、ワイヤーの代わりにゴムなどでバスト下を支える構造になっています。ワイヤーに比べればまだ楽ですが、このゴムの締めつけが気になるという女性もじつは多かった! 身体に跡がついてしまったり、とくに夏など汗をかく季節はかぶれてしまうという人も。でもハーフトップブラには、支えるためのゴムがない。ゴムという「線」で支えていたバストを、生地という「面」で支えるのです。そのぶん胃のあたりまで若干の締めつけは感じるのですが、支えている面積が広いため締めつけ感が分散。ストレスが少ないのです。

気になる背中の段差もなし! うれしいポイントがたくさん

ハーフトップブラが人気なのには、他にもたくさんの理由があります。いくつかのポイントをあげてみましょう。

○縫い目・タグがないものが多いので、肌に当たってチクチクすることがない

○肩ひもが幅広なので、肩に食い込みにくい。肩が凝りにくい

○タンクトップのように見える肩ひもなので、チラ見えしても気にならない。

○サイド〜背中を幅広い面でカバーするので、肌にイヤな段差ができない

○ワイヤーがないので洗濯機で気軽に洗える

○収縮性があるためサイズ刻みが細かくない。インターネットや通販でも買いやすい

○ワイヤー入りブラに比べたら、値段が手頃!

夜眠るときのナイトブラとして使う人もいますし、胸のサイズが変化しやすいプレママや、成長期の女の子などにもありがたい存在ですよね。

いいことづくしのようにも思えますが、もちろん弱点もあります。胸の形をキレイに見せる点においては、やはりワイヤー入りブラにはかないません。また、バストの大きな女性にはホールド力不足かも……。日中はワイヤー入り、帰宅したらハーフトップブラ、という使い分けをするのもおすすめです。

代表的なハーフトップブラ比較。好みで選ぼう

収縮性があり、ワンサイズで幅広い体型をカバーできるので「自分にはまったく合わなかった!」ということは少ないはずですが、やはり好みはありますよね。代表的なハーフトップブラをいくつかご紹介しましょう。

○「スロギー ZERO FEEL(ゼロ・フィール)」(トリンプ)

ハーフトップブラの火付け役! 生地全体が大きめなので着用感に余裕があり、圧迫感を感じにくいようです。ツルンとした手触り、しっとりした肌触りも好評です。たくさん揃うカラーバリエーションもうれしい♪

○「GOCOCi(ゴコチ)」(ワコール)

一番の特徴が、パッドがピーナッツ型ということ。じつはハーフトップブラには「パッドがズレやすい」という声がちらほらあるのですが、ピーナッツ型なので左右のズレが生じにくいのです。

また、同じ「ワコール」の「ルンルントップ ハーフトップ」は、生地に天然由来繊維「モダール」を使用しているのがポイント。肌当たりがよく、サラリとした着心地は暑い季節も快適です。

○「完全無縫製インナー ハーフトップ KIREILABO(キレイラボ)」(グンゼ)

綿が多め(65%)なので、着心地がGOOD。しかもほかの商品に比べて半額ほどのお値段と手頃! ただ「パッド位置がかなり下」という声も多いので、気になる方は慎重に。

○「ジニエブラエアー」/ダイレクトテレショップ

「世界中で1秒に1枚の販売実績!」というキャッチフレーズと、モデルを平子理沙さんがつとめていることでも知られています。他のハーフトップに比べると、よりブラに近い形状。3枚セットでおよそ5,500円というお手頃な価格も魅力です。ホールドがしっかりしているぶん、「若干締めつけ感あり」という声も。

○「スムーン シームレスブラ」/Labo Well

他のハーフトップに比べると面積が少なめで、収縮性にやや欠けるよう。ただし、そのぶん生地やパッドがしっかりとしているのでシャンとした着心地が好きな人にはおすすめです。日本製なのもポイント。

 

すっぴん風のメイクが流行なのも同様ですが、女性たちのナチュラル志向が進む今の時代に、ラクちんブラはぴったりなのかもしれません。「一度着けたらやめられなくなる」という心地よさ、ぜひご自身でも試してみてください。

 

文・鈴木麻子

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