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世界で一番、高齢者が多く、子どもが少ない国はどこ?

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皆さん、世界一の少子国とはどこだと思いますか?

感の鋭い方ならもうおわかり。

ズバリ私たちが暮らすこの国、日本です。

総務省が29日公表した2015年の国勢調査の抽出速報集計結果によると、65歳以上の高齢者人口は、10年前から14%アップして3342万2千人。(全人口に対して26.7%)それに対し15歳未満の子どもは1586万人4千人。(同じく全人口に対して12.7%)

人口に対する高齢者の割合は世界最高。15歳未満の子どもの割合は世界最低。

「おだんご食べるか?え~と……。」

ボケているわけでもないのに孫の数が多すぎて孫の名前を覚えきれなかった、私の祖父母の世代と違い、

「〇〇ちゃん(娘)、今日はばあばがポポちゃんの歯磨きセット買うたろか~」

「ちゅぎは じいじと あしょぶー!(次はじいじと遊ぶ)」

遊び相手の大人を選びたい放題の3歳児である我が家の娘。弟がいるとは言え、意思疎通がまだまだ難しい0歳児相手では、もはや3歳児1人対大人四人(父母&祖父母)。

……大人が、じじばばが多すぎる。

65歳が高齢って…という問題はさておき(最近の高齢者は元気な方が多いから…。年金貰っていれば一応高齢者ですね。)、4人に1人は高齢者です。

日本の選挙権が18歳からになったとはいえ、選挙の度に足しげく投票所に向かうお年寄りに対して、大切なこととわかっていてもなかなか投票所に足が向かない現役世代。更に、数の原理では不利な子育て真っ最中の子育て世代の声が国政に届けられにくいのが、最近の風潮。どうにもピントのずれた政府の少子化対策も、ここから来ている気がしてなりません。

子育て世代が束になってかかったところで、子育てがとっくに終わったじじばば世代が未来の日本を思って投票してくれたりしない限り、いつまでたっても昨今の高齢者優遇の政策ばかりがまかり通ります。

昨年決まって物議をかもした、低所得高齢者に対する3万円給付にも代表されるように、目先に札束がぶら下がったニンジンぶら下げられつつも、自分の死後何十年後かに結果が表れてくるような少子化対策・子育て支援を考えて投票するお年寄りなど、どれほどおられるのでしょうか。

んー、難しいやろなぁ。

「〇〇(娘)な、おねちゅがあるから、きょうはパンしかたべられへんねん(今日は菓子パンしか食べられへんねん)」

などと近頃では見え透いた嘘までつけるようになった3歳の娘。

産まれたての彼女を始めて抱いたあの日、羊水でふやけてしわしわの我が子の顔を見ながら、我が子がいつかおばあちゃんになる日を想い、私は自分が生まれて初めて長生きをしたいと思いました。

「この子がいつか年を取って、大切な人が一人二人と亡くなっていき弱音を吐く相手がいなくなっていっても、私がぎゅっと抱きしめてあげたい。少しでも長く生きて、大丈夫だよと抱きしめてあげたい。」

ひと昔前までは「お年寄り=ご長寿」。

とても喜ばしいことと多くの人が受け止めていたはずなのに、最近では「ピンコロ(ピンピンコロリ=元気に暮らしてある日突然コロリと死にたい)」などと、正直反応に困ることを仰るお年寄りがいらっしゃいます。
このまま少子化が進んでますますお年寄りよりの政策ばかりが通るようになっていけば、お年寄りを「敬うべき方々」という認識もなくなり、長生きが美徳とはならなくなってしまうかもしれません。いえ、もしかしたら既に時代は長生きを美徳としていないのかもしれません。

「おばあちゃん、長生きしてね。」

昔はよく聞かれた孫たちの声。

我が子たちがおじいちゃんおばあちゃんになった時、その言葉を聞いて、自分たちの死後にも続く未来を想える世の中になっていますように。

というわけで今日も

「おかーしゃーん、あんぱんまん かいたのー!」

我が家(賃貸住宅)の壁にダイナミックに創作活動の爪痕を残した3歳児と、

「まんまー!」

まんま=ごはん なのか まんま=ママ なのか、

私につかまってさえいればご機嫌な0歳児(家事をさせてくれ…動かれへん…)。

お金はないが愛はある。

7月10日の参議院選挙、あなたたちの明るい未来の為に、一票を投じてきましょうか。

文・桃山順子

参考:平成27年国勢調査 抽出速報集計結果