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今度は忘れん坊のドリーが主役!『ファインディグ・ドリー』監督来日記者会見に豪華キャストが登場!

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ピクサー歴代興収ナンバー1の大ヒット作『ファインディング・ニモ』の公開から13年。今回の主役は、忘れん坊のナンヨウハギ・ドリー。なんでもすぐに忘れてしまうドリーが決して忘れなかったのは「家族の思い出」でした。

ドリーの家族を探すため、ニモとともに美しい大海原をわたって大冒険に出かけます。「続編は作らない」としていたアンドリュー・スタントン監督がこの作品を作ったのは、「ドリーのことが心配でしかたがなかった」からということです。今回、共同監督を務めたアンガス・マクレーン氏とともに映画の魅力を伝えるために来日。日本語版の声優を務めた室井滋さん、木梨憲武さん、上川隆也さん、中村アンさんも登場し、映画公開直前の記者会見を行いました。

忘れん坊だっていい。ドリー自身がもっと自分を愛してほしい

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(アンドリュー・スタントン監督)

「前回、絶対に続編はやらない」といっていたアンドリュー監督、なぜ今回続編を作り、しかも主役をドリーにしたかについて尋ねられると、「絶対という言葉は使ってはいけないということを、今回学びました」と苦笑いを浮かべながらも、「ほかの作品を手掛けているときは忘れていたのに、3Dバージョンの確認のために見た時、ドリーのことを心から心配している自分に気がつきました。また彼女は物忘れがひどいことでいつもまわりの人に謝り続けているけど、僕はもう彼女に謝り続けてほしくなかった。みんなが愛しているドリーなのだから、自分自身も愛してほしいと思ったのです」と、真剣な表情で語りました。

前作から13年。カクレクマノミを見ると「ニモだ!」と叫ぶ子どもたちも多いくらい日本でも愛されている作品だけに、ドリーのことを心配して続編を作ってくれた監督のやさしさはとても嬉しいですね。

「成長したニモの役割は?」読者を代表してママスタセレクト編集部が質問!

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(アンガス・マクレーン共同監督)

今回、『ママスタセレクト』の読者を代表して、「前作よりも成長したニモの役割は?」という質問をさせていただきました。それに対して「ニモは、前作で大海原を冒険した経験から自分に自信を持つことができた。今回はドリーにも自信を持ってもらいたい」(アンドリュー監督)、「ニモはドリーならできると、彼女の能力を信じています。ニモとニモのパパのマーリン、ドリーが新しい形での家族になるわけですが、今回、家族がどうなるかについても注目してほしい」(アンガス共同監督)と答えてくれました。主役のドリーはもちろんのこと、成長したニモの姿にも注目しながら映画を楽しみたいですね!

「絵コンテのまま声を吹き込んだ」木梨憲武さん制作秘話を明かす

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その後、スペシャルゲストとして登場したドリーの声を担当した室井滋さん、ニモのパパ役の木梨憲武さん、今作初登場にして敵か味方か気になる存在、7本足のタコ、ハンク役の上川隆也さん、ドリーの過去を知るジンベエザメ、デスティニー役の中村アンさんが登場。

それぞれ演じたキャラクターをイメージした衣装と帽子をかぶっていることについて監督がコメントすると、木梨さんが「こんなに似合っている人たちはいない! できれば実写で使いたいくらいだ」と勝手に通訳。会場をわかせました。

役を演じた感想を聞かれると、「ドリーの役にのめりこむあまり、タクシーに携帯電話を忘れたり、ガーデニング用品を買いにいったはずなのに、なぜかカーテンコーナーにいたりと、自分がドリー化した」と、室井さん自身が忘れん坊になったことを話し、木梨さんは「声を吹き込むとき、本当の映像ではなく絵コンテでムードがわからないままやりました(笑)」と、制作秘話を明かしてくれました。

上川隆也さん、描いたタコの絵がうますぎてピクサーにスカウト!?

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映画の中の美しい海をイメージした巨大スクリーンに、両監督、声優陣の描いた魚が映し出されると、会場は大盛り上がり。なかでも上川さんが描いたハンクのクオリティーの高さに監督から「ピクサーで働かない?」の声がかかる場面も。来日記念に両監督にニモとドリーの絵がついた提灯を手渡されると「美しい贈り物をありがとう。優美さを感じるよ」と感動した様子。

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日本のファンへのメッセージとしてアンドリュー監督は、「今回の『ファインディング・ドリー』は愛情込めて作った作品で、ニモの世界をより大きくした作品でもあります。ぜひ劇場に足を運んでほしい」と笑顔で語り、会見を終えました。

今回の作品は、日本語字幕版&吹替版の海洋生物監修+作品の中に登場するマンボウ役として、タレントで東京海洋大学名誉博士のさかなクンが担当。また日本語版エンドソングとあるキャラクターの声を、日本を代表するシンガーソングライターの八代亜紀さんが担当されているので、こちらも合わせて注目したいところです。この夏、美しい海を中心に繰り広げられる大冒険を映画館の迫力あるスクリーンで満喫してみてはいかがでしょうか。

 

劇場公開日/2016年7月16日(土)全国ロードショー
監督/アンドリュー・スタントン
共同監督/アンガス・マクレーン
製作総指揮/ジョン・ラセター
日本語版声優/室井滋(ドリー役)、木梨憲武(マーリン役)、上川隆也(ハンク役)、中村アン(ディステニー)
配給/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

取材、文・間野由利子

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