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大人進入禁止!子ども専用の本格洋菓子店『未来製作所』

かよさん(@umie_kayo)が投稿した写真

「大人進入禁止」そう書かれた看板の先には、子どもサイズの小さな扉。大人は入ることのできない、子どものためだけの本格パティスリーがあることをご存知ですか? 兵庫県三田市のPATISSIER eS KOYAMA(パティシエ エス コヤマ)、その一角にある『未来製作所』には、12歳以下の子どもしか入店することが出来ません。販売されているのは、素材にこだわり丁寧に作られた本格的なお菓子達。大人は入れないとあって、お店に入って行く子ども達はちょっと誇らしそうです。知ったら絶対に行きたくなる『未来製作所』について紹介します!

■ PATISSIER eS KOYAMAはお菓子のテーマパーク!?

PATISSIER eS KOYAMAのオーナーは、世界的に有名なパティシエの小山進氏。小山氏は数々の洋菓子コンクールで優勝、人気番組であった「TVチャンピオン」で優勝経験もあり、「小山ロール」は今でも続くロールケーキブームを巻き起こしました。この小山氏が2003年に兵庫県三田市にオープンしたのが、PATISSIER eS KOYAMAです。現在は『未来製作所』の他に、小山ロール等の生菓子や焼き菓子を買える店舗、秘密基地のようなチョコレート専門店、次々に新しいパンが焼き上がるパン屋さん、色とりどりのマカロンやコンフィチュールが並ぶ専門店、ここでしか食べられないできたてを提供してくれるカフェ等があります。どの建物も可愛らしく、「ここは何だろう?」、「バームクーヘン焼いてる!」、「素敵なオブジェ!」、「一個だけアンモナイトだ!」と歩いて回るだけでも楽しく発見があり、まるでテーマパークのようです。

■なぜ大人は入れないのか。オーナーの熱い想い!

なぜ『未来製作所』には大人は入れないのでしょうか。それは小山氏の子ども達の未来への危惧からでした。現代の子ども達は誰かに話を聞いてもらえる場が減っているのではないか、子ども達の伝える力が弱くなっているのではないか、という危機感を小山氏はこれまでの講演会等の経験から感じたそうです。大人の務めは子どもが何かを感じて伝えようとした時に、それを辛抱強く聞いて、才能を拾い上げてあげること。大人が正面から向かい合わないと、子どもも想いを伝えられません。子どもが伝えたくなるような”種”を提供し、それを大人が聞いてあげる場を提供したい、そんな想いから『未来製作所』には子どもしか入店できないようにしたそうです。

「ミテミテ!キイテ!」と心から思える
その“種”を見つけることが大切なんだ。 子どもは伝えることをあきらめると、
いつしか種を集めることすら忘れてしまう。 種をいろんなところで見つけ、拾い、伝えられる。 そんな子どもが一人でも増えるといい。 大人にだって、「キキタイ!シリタイ!」の準備体操が必要だ。 全ての仕事やクリエイションは、「伝えたい」という思いから生まれる。 未来の“伝え人”を育てたい。 たくさんの大人がそう思えたとき、 「ミテミテ!キイテ!」の種は大きな樹になる。

(未来製作所webページより)

■売っているのは本格的なお菓子達!購入者には楽しいおまけも!?

 

tomomiさん(@tomomi_sora)が投稿した写真


ここで販売されているお菓子は、形やサイズは子ども向けかもしれませんが、決して子ども用のお菓子ではありません。小山氏が厳選した素材で想いを込めて作ったお菓子達。早い年齢から大人が本気で作った物を食べてもらいたいという想いから、数ある商品の中から自信がある物を販売しているそうです。

現代には食べ物が溢れています。スーパーには安価なお菓子が沢山並べられていますが、添加物もなく、本当の素材で作られた物を食べて欲しい、知って欲しいという想いは、とても大切なことだと個人的には思います。

またこちらで購入した際には、楽しい特典もあるようです。それはぜひ行ってお子さんから話を聞いてみて下さいね。

■知りたい!でも、子どもに聞くしかない!

我が子達も『未来製作所』が大好きです。初めて行った時には、一人で行くことにドキドキし、まるで冒険に行くかのようにワクワクしながら、お財布を握りしめて行きました。送り出した私も、待っている時間がとても長く感じられ、店内から聞こえてくる音に耳を澄ませ、「きちんと買ってこれるのかな…」、「この音はなんだろう…」とドキドキしながら待っていました。他にもお子さんを待っている方がおり、同じ気持ちでソワソワしているのが分かりました。

お店から出て来た子どもは大興奮!まさに小山氏が望むキイテキイテ状態でした。私も知りたくて子どもの話を一生懸命話を聞き、一人で行けたことを子どもと共に喜びました。うちの子は小さくて一人で大丈夫かな?と不安な方も、中でスタッフの方が手伝ってくれるので安心して下さい。小学校高学年の子どもには、そんなドキドキはないかもしれません。でも高学年だからこそ、小山氏の想い、本物の味を知ってもらうことは重要ではと思います。

周りは閑静な住宅街や公園で、なぜここにあるんだろう?と思いますが、この場所にも小山氏の想いが込められています。我が子は『未来製作所』の後に、隣の公園でどんぐりを拾うのが大好きです。オープンから10年以上経つ今でも、平日でも行列ができていることもあるPATISSIER eS KOYAMA。小山氏の想いの詰まった素敵な空間です。行けばその価値が分かりますよ!

PATISSIER eS KOYAMA
http://www.es-koyama.com/

未来製作所
http://es-koyama.com/mirai/index.html

ライター・Sugao