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【体験レポート】いつも鼻血が出て心配! 小児科オンラインで相談してみました

「今すぐ救急外来に行く必要があるかを知りたい」「自宅での看病の方法を知りたい」「日ごろの子どもの様子で気になることがある」。そんな時、小児専門医に相談できる「小児科オンライン」。

相談時間は子ども1人につき1回15分。LINEやSkype、メッセンジャーなどを使ってどのくらい聞けるのか、実際のやりとりを公開します!

第5回目は、昼間も夜も関係なく、よく鼻血が出る女の子。子どもだから鼻をほじってそれが原因で出ることも多いですが、ママは心配。一度病院で見てもらったものの、混んでいたため鼻の下にある血管腫との関連まで相談できず、モヤモヤ。15分間しっかり相談できる小児科オンラインを利用してみました。

対象者:5歳の女の子
症状:よく鼻血が出る
アクセス方法:Skype

■何もしていないのに急に鼻血が出る

質問者:こんばんは。

橋本先生:こんばんは。

質問者:5歳の次女なんですが、1年くらい前からよく鼻血を出します。それで気になって、先日耳鼻科に行ってみてもらったのですが、両方の鼻の中に大きな傷があるといわれました。それでちょっとこすっただけでもかさぶたが取れて鼻血が出るのだろうということでした。

橋本先生:たしかにそういうお子さんはいますね。

質問者:鼻血が出るのは、夜中だったり昼間遊んでいる時だったり。月に1回か2回くらいは出ています。一緒にいて何もしていなくても突然出ることもあります。

橋本先生:鼻をほじる癖はないですか?

質問者:あまりないですね。まったくないとはいいきれませんが。

橋本先生:まあ、お子さんですからね(笑)。その鼻血はすみやかにとまりますか?

質問者:そうですね。すぐに止まります。

■鼻の下に血管腫ができている

質問者:生まれつきというか、生まれた時はなかったんですけど、生後3カ月目くらいから徐々に鼻の下にポコっとした血の塊?みたいなものがありました。

橋本先生:鼻の下のモノの写真はありますか?

質問者:あります。今、次女は寝ているので写真を撮って送りますね。

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質問者:わかりますか?

橋本先生:左鼻の入口のものですね?

質問者:そうです。今はかなり小さくなりました。

橋本先生:なるほど。少しふくらんでいますか?

質問者:はい。前はもっとポコッとふくらんでいました。この鼻の下のやつは、血管腫で自然に消えると病院ではいわれました。

橋本先生:なるほど。血管腫は、毛細血管が集まっているものです。徐々に薄くなることもあり、多くは経過観察します。

■子どもによっては鼻血を出しやすいスポットがある

質問者:そんなこともあり、血液循環がよくないのか、何か問題があるんじゃないかと思って、気になっていました。

橋本先生:これと鼻血との関連があるんじゃないかと思って心配されていたわけですね。まず、まったく関連はありません。血管腫は、皮膚にあるホクロの仲間みたいなものと思ってください。悪いものではありません。場合によっては大きくなったり小さくなったりします。これと血液の循環は別物です。
血を止める働きが低下している子は、たしかにいます。その理由で鼻血がよく出てしまうなら、違う怪我の時も血が止まりにくかったり、ぶつけるとすぐにあざになったりします。
しかし、お子さんの場合にはそういうことがないようですね。

質問者:そうですね。大丈夫です。

橋本先生:血を止める能力は正常です。そういう場合、鼻血の原因はまさに耳鼻科の先生のおっしゃるとおりです。よく鼻血を出しやすいスポットを持っている子ということです。
ちょっとした刺激でも鼻血が出ることがありますが、それ自体は問題ありません。
目に見えない場所ですが、鼻の粘膜はけっこう繊細です。鼻風邪をひいてよく鼻血を出してしまう子もいます。
鼻を何回かかむことで鼻血が出たりするんです。でも、毎回きちんと止まっているなら、それ自体は問題ありません。

質問者:そういうふうに解説してもらえると、とてもよくわかります!

そして、鼻の赤あざは、単純に皮膚の表面でできたホクロの一種みたいなものです。これと鼻血が出やすいことはまったく関連ありません。
今後のためには、あまり鼻をほじらないでね、というくらい伝えるだけですね。

質問者:わかりました。ありがとうございます。丁寧に解説していただき、ありがとうございました。おかげで安心できました。

橋本先生:また心配なことがあったら「小児科オンライン」をご利用ください。


橋本直也 先生
都内小児科クリニック勤務。小児科専門医。日本大学医学部卒。聖路加国際病院にて初期研修、国立成育医療研究センターにて小児科医研修。東京大学大学院にて公衆衛生修士号取得。
小児科医にLINE、電話、テレビ電話から相談できる「小児科オンライン」を運営。「救急外来に行くべき?」「子どもの発達が気になる」そんな時気軽に利用できるサービスを目指す。

取材・文、間野 由利子