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災害が起きた時、家族と離れ離れだったら…?

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■災害はいつ起きるかわかりません

災害がいつ起こるのか、誰にもわかりません。今、この瞬間に起きる可能性もあります。

その時家族が全員そろっているのかどうか、わかりません。

それぞれ仕事をしている時かもしれませんし、子どもたちは保育園・幼稚園・学校へ行っているかもしれません。

大規模災害が起こった時、パニックになるのが一番危険です。まずは落ち着いて。とはいえ、日常とは明らかに違う状況にパニックにならない人などいないでしょう。

ですから、少しでも落ち着いて行動できるように、万が一に備えて準備しておくことがとても大切になってきます。

今日は、災害に向けて荷物以外に大事な、準備しておく事柄について考えましょう。

■家族間で災害時の避難所について話しておく。

パパが仕事でママや子ども達が一緒にいる場合、ママや子どもが事前に決めていた避難所にいるとかわかっていれば、後からパパも安心して合流することができます。

では、パパもママも仕事、子どもは保育園や学校等へ行っているなど、バラバラな場合。

おそらくそれぞれ職場や学校単位で避難することになるでしょう。

子ども達は保育園や学校等の入園の際などに、学校側の災害時における対応が資料等で知らされている場合が多いですが、一度確認してみてください。

災害の状況によって迎えに行ったり、それぞれが落ち着くまで待つかわかれるのですが、それも保育園や学校によると思いますので、くれぐれも自己判断で迎えに行って混乱を招くようなことは避けましょう。

東日本大震災で知れ渡った言葉に「津波てんでんこ」という言葉があります。

「てんでんこ」とは「てんでばらばらに」「各自で」という意味で、”津波が来たらてんでんこで逃げろ”という、歴史的に何度となく津波被害を受けてきた東北三陸地方沿岸部に住む方々に伝わる合言葉です。決して「他の人を置き去りにしてでも逃げろ」という意味ではなく、離れ離れになった家族を探したり迷ったりしている間に逃げ遅れるのを防ぐための標語です。

まずは自分の身の安全を確保してから迎えに行っても遅くはありません。

最終的にどこの避難所に避難するのかを決めておけば、やみくもにお互いがあちこちの避難所を回って探しすれ違う事態には陥ることはないでしょう。

■安否確認

災害が起こったらまず家族の安否が気になりますよね。

東日本大震災は固定電話や携帯電話が非常につながりにくい状況の中、LINEやTwitterやfacebookなどのテキスト系サービスが大いに活躍しました。

携帯電話各社にも災害伝言板のサービスがあり相手の電話番号から伝言を残したり確認したりできますし、NTTの災害用伝言ダイヤル「171」なら音声での伝言を録音・再生できます。(暗証番号を設定して、特定の人だけに伝言を再生できるようにすることもできます<事前に家族間で暗証番号を決めておくが必要あり>)

災害時における携帯電話のバッテリー残量は時には死活問題になります。なるべくバッテリーを消費しないように、それらのサービスがどんな流れで伝言を残したり確認したりするのか、事前に無料体験するなどして、スムーズに伝言を残せるようにしておきたいものです。

ちなみに災害時における携帯電話での通話、LINEout・skype・FaceTimeなどのIP電話での通話は、ただでさえ混乱している電話回線を更に悪化させることになり、救急などの大事な電話が繋がらなくなる可能性もありますので、緊急時以外の使用は避けましょう。

■アナログで家族写真を現像しておきましょう。

携帯電話やスマートフォンは大変便利です。ですが、それだけに頼ってしまうと特に何が起きるかわからない災害時において、手も足も出ない状況に陥ることがあります。

充電が切れても充電できない状況になるかもしれません。災害発生時や避難する途中で携帯電話やスマートフォンが故障したり壊れたりする可能性も大です。

そんな時に安否確認で大いに役に立つのがアナログの写真です。

大規模災害が起きた場合、混乱していてなかなか手がかりが掴めない場合もあります。プリントアウトした家族写真を最低一枚は肌身離さず持ち歩いていれば、所在のわからない家族を、写真を見せながら人づてに探すことができます。

まだ携帯電話を持たせていないお子さんのカバンなどにも常に一枚持たせていれば、パパやママと離れていたり迷子になったりしても、写真を見た周りの大人が助けてくれるかもしれません。

4月14日、熊本で大規模な地震がありました。この記事を書いている最中にも何度となく、余震と思われる地震速報が流れています。

先日私の住む地域でも地震があり、緊急地震速報のあの特徴のある音を聞くたびに、4年前の東日本大震災の惨劇を思い出します。

どうか、少しでも被害が少なくなりますように。今避難されている方が、一日でも早くありし日の生活を取り戻せますように。

文・桃山順子