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障害児と健常児がいっしょに過ごす必要性

『えがおの宝物 進行する病気の娘が教えてくれた「人生で一番大切なこと」』の著者、加藤さくらさんによる連載エッセイ(6回目)。
加藤家とさくらさんの紹介はこちら

5年間の保育園生活を経て、確信をもったことがあります。
それは、「できるだけ小さいうちにいろんな人間がいることを“知る”ことで差別をする必要がなくなる」ということ。

次女が2才を過ぎたころから、言葉を習得したお友だちは様々な疑問を表現するようになりました。
「なんで、まこちゃんあるかないの?」
「なんで、まこちゃんじぶんでたべないの?」
「なんで、まこちゃんおはなししないの?」

ある時は、「まこちゃん、なんさいなの?」という質問に、「みんなと同じ3才だよ」と答えたら、明らかにビックリした表情をみせてくれたお友だちもいました(笑)
歩かない、話さない、食べさせてもらっている、そんな状況から、まさか同じ年だとは思わず、真心は赤ちゃんだと思っていたのだと思います。

子どもは自分と他の子との違いをよーーーく見ているんですね。
純粋に“なにか違うな~”と気づいています。違いがあるということに気が付くって、貴重な経験だと思うのです。

ただ、その無色透明な純粋な気づきに色をつけてしまうのが大人ではないでしょうか。
違うことを“変”だと伝えたり、違うことに気が付いたこと自体を“ダメなこと”だとしたり・・・

子どもたちが違いに気が付いたときに、大人がしっかりと伝えることで、
まこちゃんは歩かない子。まこちゃんは自分で食べない子。まこちゃんはお話しない子。とシンプルな解釈だけで終わると思います。
そこに、歩かないからかわいそうな子、など子どもが勝手に色付けはしないはず。

シンプルに生きている子どもたちは、歩かないならおもちゃを代わりにとってくれば一緒に遊べる、お話をしないなら「こんなきもちなの?」「これがほしいの?」と代弁すればコミュニケーションがとれる、と誰に教わらなくとも関わることができます。

いろんな違いが世の中にあることを早い段階でシンプルに知ることで、差別は減るのではないかなぁ~と思う今日この頃です。

卒園間近のとき、「まこちゃん歩けない学校に行くんでしょ??」と保育園のお友だちに聞かれ、「うん、歩かない子がたくさん行く学校(支援学校)だよ!」と答えました。すると、「なんでわたしたちと同じ学校じゃないの?」とお友だちが聞くので、「XXちゃんが行く学校はお勉強をたくさんする学校でしょ。でも、まこちゃんにはお勉強は難しいから、お勉強よりもまこちゃんにとって必要なことをたくさんする学校にしたんだよ」と答えると、お友だちはこう言いました。

「分からないこと、できないことがあったら、今までみたいに私たちといっしょにやっていけばいいじゃん!」

そうだね・・・本当にそうだね。お友だちは、人間関係の真髄である“助け合い”を自然に身につけたんですね。

支援学校での生活も楽しみですが、保育園で出逢ったお友だちとのご縁も大切にして、そして世の中にいる子どもたちとの出会いも積極的に広げていきたいと思います!!
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【ドキュメンタリー映画『えがおのローソク』自主上映会情報♪】

<日時>
4/23(土)14:00-16:00
※上演時間60分+加藤さくらさんのトークライブ

<場所>
パワースポット居酒屋 魚串炙縁
豊島区池袋3-59-9 FSビル1F
→JR池袋駅 C6番出口 徒歩7分

<ご参加費用 >
上映会&トークライブ&ミニライブ
大人 2,000円 子ども 1,000円

<お申込方法>
お店に直接お電話ください☆
担当:どらみちゃん
03-3984-6394
※参加申込期限:当日午前10時まで
※電話番号はお間違えの無いようお願い致します

【加藤さくらさんの著書『えがおの宝物 進行する病気の娘が教えてくれた「人生で一番大切なこと」』】

えがおの宝物 進行する病気の娘が教えてくれた「人生で一番大切なこと」