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生まれてきた我が子を愛せない!?私が体験した『産後うつ』

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2人目不妊を乗り越え、やっと妊娠できた第2子。しかし、私は産後に思いがけない壁にぶつかりました。

それは“生まれてきた我が子を愛せない”という、衝撃的な壁でした。

あれだけ誕生を心待ちにしていたのに―。長女のときには、こんなことなかったのに。

楽しいはずの育児が、苦悩の日々に!

その原因は、よく耳にする『産後うつ』でした。

■愛しいはずの“我が子”が怖い!?

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待ちに待った第2子(長男)の誕生。不安な妊娠生活から解放され、幸せな日々がはじまるはずでした。

しかし退院してまもなく、何やら違和感。

赤ちゃんといえば、泣くのがお仕事。

「ほにゃ~! ほにゃ~!」と弱々しく泣く姿が何とも

 

かわ……いくない?

 

……あれ!?

 

娘のときはこんなこと無かったのに!!

退院してからは一日中家にこもり、泣いてはミルク→おむつ→寝かしつけの繰り返し。

そんな毎日に疲れたのか、次第に息子が泣き出すのが怖くなっていました

 

いつ泣き出すかと、息子におびえる毎日―。

 

そして、ある時息子をかわいいと思えなくなっている自分に気がついたのです。

 

そんな私は子どもを愛せない気持ちを、家族や友人にも相談できませんでした。

特に弟を心待ちにしていた娘には、自分の気持ちをひたすら隠そうとしました。

■母親失格? ダメな母親?

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パパや娘、親戚や友人たちは、息子を見るたびに「かわいい! かわいい!」と笑顔になる。

 

だけど私はちがう……。

 

「どうして愛せないの?」

「私は母親失格」

「こんなダメな母親の元に生まれ、この子はかわいそう」

 

いつしか自分で自分を追いつめていました。

 

子どもを愛せない自分”を認めたくなく、必死に息子をかわいがる素振りをしました。

 

しかし、その抵抗さえ苦痛になり、余計に息子がかわいく思えず、大好きだった赤ちゃん独特の匂いすら嫌いになっていました。

■ストレス爆発!! それと共に、原因判明!

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苦痛の日々が2か月ほどつづいたころ、積りに積もったストレスは、ついに爆発しました。

 

息子と2人きりの日中、

 

いつ泣き出すかと神経をすり減らしていると、ついに息子の泣き声が―。

 

途端に私自身何もかもが嫌になり、涙があふれだしました。

 

息子の泣き声と共に、私も声を上げて泣きました。

 

その溢れてくる感情はどうにもならず、仕事中のパパに電話をすると、パパは仕事を早退して帰ってきてくれたのです。

 

パパに付き添ってもらい精神科に行くと、診断された結果は『産後うつ』。

 

お医者さんの「産後はホルモンバランスが崩れるから、よくあること」との言葉に、肩の力が抜けました。

 

これまでの苦痛の理由が分かり、気持ちが楽になりました。

 

診察後の夜、娘に「弟ができてうれしい?」と聞いてみると・・・

 

「うん、うれしい! ママ、弟を産んでくれてありがとう!」という返事。

この言葉に何よりも救われました。

 

「息子はかわいそうなんかじゃない」、「こんなにも愛されている」、そう思えた瞬間でした。

 

このことをきっかけに徐々に気持ちに余裕ができてきました。

しばらく経つと  しだいに息子もかわいいと思えるようになっていきました。

 

ある時、息子をかわいいと思えなかったことを友人のママに打ち明けてみました。

「あー、私もそうだった! 泣くとイライラしてしょうがなかったよ」

呆気にとられました。同じような経験をしている人間が、こんなにも近くにいたのかと―。

 

自他ともに認める『子ども好き』だった私が、まさか『自分の子どもを愛せなくなる』とは当事者になるまで思ってもみませんでした。産後に崩れるホルモンバランス、閉じこもりがちになる新生児の育児、さまざまな理由からなり得る“産後うつ”。

孤独になりがちな新生児の育児期、相談できる存在や、育児のサポートをしてくれる人の存在が必要だと実感した体験でもありました。

ちなみに・・・

息子が4歳になった今ではかわいくて仕方ありませんよ。 (ほっぺにチューをしつづけようものなら、「ママしつこい! いいかげんにして!」と、怒られますが……。)

 

文:キッズバレイ なちぶー

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